公開日:
2023.11.28
最終更新日:
2023.11.28
お正月の店舗装飾にピッタリな縁起の良い花をご紹介

お正月が近づいてきたら、店舗内装飾をぜひお正月のムードで彩りましょう。
年の初めには「年神様」が家にやってきて、家族全員へ1年分の幸せをもたらしてくれると言われています。
そんな年神様をお迎えするためにも「お正月飾り」を飾るようになったのだとか。
お正月飾りは、12月13日から12月28日までに飾ることが一般的とされており、多くの店舗ではクリスマスが終了した12月26日から一気にお正月飾りを飾るところも多いでしょう。
今回は、お正月飾りにふさわしいお花の種類と、定番のお正月飾りについてご紹介します。
お正月の店舗装飾にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
お正月に飾りたい!店舗装飾におすすめのお花10選
お正月の装飾には、お正月や冬の雰囲気に合うものならどのようなお花でも問題ありません。
しかし各装飾や植物には昔から言い伝えられている意味合いがありますので、縁起担ぎの観点からも、やはり定番のお花や植物を飾ったほうがよいでしょう。
お正月の装飾として定番のお花・植物を10種類ご紹介します。
松
松は、日本だけではなく中国においても縁起がよい植物として親しまれてきました。
お正月に松を飾る理由は諸説ありますが、松は常緑樹で、寒冷な冬でも葉を落とさずに緑を保つため、以下の効果があるとされています。
・不老長寿
・家族の繁栄
・幸運を象徴する
お正月に松を飾ることは、新しい年の幸運を招き入れ、悪い運勢を払拭する縁起担ぎの意味合いがあります。
また松の枝や飾りは、邪気を払い災いを遠ざける効果があると信じられており、新しい年を清々しく迎えるためには欠かせない存在といえるでしょう。
竹
竹は、成長の速さなどから縁起がよい植物として、お正月の装飾に頻繁に利用されています。
また日本の伝統的な風習の一部で、竹飾りを「鶴の舞」と呼ぶことがあります。
幸福や繁栄を象徴する鳥である鶴が、家族や友情の絆が永遠に続くことを祝福してくれるとされており、竹を使って鶴を折り紙で作り、それを正月飾りとして使うことで、新年に幸福と繁栄を願うことができるでしょう。
また竹は、日本の自然環境において非常に重要な植物であり、四季折々に変化する姿が美しいとされています。
例えば竹の新しい芽は春を象徴し、その繁茂する姿は緑の夏、竹の葉が秋の季節を表し、竹の節が冬を意味し、お正月に竹を飾ることは、四季折々の自然への感謝する意味合いも含まれています。
梅
梅は早春に咲き、まだ寒い季節に美しい花を咲かせるため、「春の使者」とも呼ばれます。
お正月に梅の枝や花を飾る習慣は、新しい年の始まりとともに、冬の終わりと春の訪れを迎える意味があります。
また寒冷な環境でも咲く強さと、寒さにも負けずに早春に花を咲かせることから、困難を乗り越える力強さを象徴しています。
そのためお正月に梅を飾ることは、新年の始まりにおいて希望や不屈の精神を表現するものとされています。
さらに梅の花は日本文化において幸運と長寿の象徴とされており、その美しい花が新年を迎える家庭に幸運をもたらし、家族の長寿を願う意味が含まれています。
千両
お正月飾りに、丸くて小さな身が付いているところを見たことがあるでしょう。
千両といい、お正月に日本で使われる縁起物で、餅つきなどの正月の行事やお祝い事に関連して飾られます。
千両という名前は、実際には百両銭(100両の硬貨)とも関連付けられることが多く、多くの財宝を象徴し繁栄と豊かさを願う意味が込められています。
正月に千両を飾ることは、新しい年に豊かさや成功を迎える願いを表現するとされています。
また千両は商売繁盛の縁起物としても知られており、商店や店舗、特に飲食店や商業施設でよく飾られます。
商売繁盛の祈願として、千両を正月に飾ることが一般的です。
また多くの金貨が連なった見た目をしていることから、新年に願望が実現するように、多くの願い事を象徴的に表現します。
正月に千両を飾ることで、家庭や事業における様々な願い事が叶うとされています。
これら多くの縁起がよい意味合いなどから、繁栄や成功を願うためのシンボルとして、多くの家庭や商店で使われています。
葉牡丹
葉牡丹はお正月に日本で伝統的に飾られる植物の一つで、冷たい冬の終わりに早春に芽吹く花であり、新しい生命と希望を象徴しています。
お正月に葉牡丹を飾ることは、新年の始まりとともに春の訪れを迎え、新しい季節の到来を示す意味合いが含まれています。
美しい花と葉の組み合わせが幸運と幸福をもたらすと信じられていることから、新しい年に幸運を招き入れ、家庭や家族に幸福をもたらす願いを表現する意味合いがあります。
また美しいだけでなく、清らかさも象徴しており、お正月に葉牡丹を飾ることで、新年を清浄で美しいスタートとする意味が込められます。
お正月に店舗内をお花で彩るアイデア
先ほどご紹介したお花や植物があれば、テーブルやインテリアの上に置くだけでもお正月の雰囲気へ変えることができるでしょう。
しかし一年の安泰かつ繁盛を願うためにも、店舗のテーマや雰囲気を大きく損ねないのであれば、定番のお正月飾りを飾ることが望ましいでしょう。
門松
門松は、日本のお正月に伝統的に飾られる装飾物で、主にお店の門や玄関に立てられることが多いです。
玄関に飾ることで悪い運勢や邪気を遠ざけ、店舗を守る役割を果たすと信じられています。
門松は「門松」の名前が示す通り、家の門に立てることで、不浄や邪気が家の中に入らないようにする縁起物なのです。
また新しい年の始まりを象徴し、正月の祝賀の意味を持っています。
日本では新年が非常に重要な行事であり、門松を飾ることは新年の到来を祝う儀式として行われます。
門松の松の木には長寿と不老長寿の意味合いがあり、長寿を願う意味も含んでいます。
しめ縄
しめ縄は、神社や寺院の門を飾ることが一般的とされていましたが、お正月の際に、新しい年を迎える神聖な空間を示すために家庭やお店でも用いられるようになりました。
邪気を遠ざけ、神聖な場所を保護することで、店舗を守る役割があると信じられてきました。
また玄関に飾ることで新しい年の始まりを示し、新しい一年が幸せで安全であることを祈るために飾られます。
鏡餅
鏡餅は、神聖さと清浄さを象徴するものとされています。
日本の昔話において、鏡は神聖な存在を反映し、清浄なものとして信じられてきました。
そのため鏡餅は、新しい年の始まりを祝う際に神聖な存在を家庭に招き入れる役割を果たすと考えられています。
また鏡餅は2つまたは3つの円形のもちを積み重ねたもので、これらの円形が家族の結びつきと円満を象徴します。
家族が円満で調和のとれた一年を過ごすことを願うため、鏡餅はお正月の装飾として店舗に飾られます。
また米の豊穣と繁栄を象徴する要素も持っています。
日本では古くから米は重要な食糧であり、新しい年に良い収穫と繁栄を祈るため、飾られてきました。
そして飾った鏡餅は、1月11日に家庭または店舗内にある神棚に供えられ、その後、みんなで食べます。
まとめ
お正月に飾るお花や植物の種類、また定番のお正月飾りについて紹介しました。
日本のお正月では、古くから縁起がよい言葉や意味合いを含んだものを新年に飾ることで、厄除けや商売繁盛を願ってきました。
店舗装飾として用いることで、お正月の季節を迎え、お客様に幸運と繁栄を祈るメッセージが伝えられるでしょう。
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