公開日:
2025.05.26
最終更新日:
2025.05.19
フラワーエントランスで魅せる空間演出で店舗・企業の印象的な入口づくり

エントランスは、建物や空間の「顔」であり、来訪者にとって第一印象が決まる大変重要な場所です。
来訪者をあたたかくお出迎えするには、美しく洗練された演出ができる、お花の存在が欠かせません。スタンド花やフラワーアレンジメントなど、人目を惹くお花を飾ることで、来訪者によい印象を持ってもらえやすいでしょう。
フラワーエントランスで魅せる空間をつくるために必要な、飾りの種類や設置するポイントについて解説します。エントランスにお花を置いて彩りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
フラワーエントランスとは?
フラワーエントランスとは、住宅や建物の玄関まわりに花や植物を使って装飾を施し、訪れる人を華やかに迎える空間演出のことを指します。
具体的には玄関アプローチやポーチ、門柱まわりなどに季節の花々やグリーンを配置し、彩りと自然のぬくもりを加えることで、住まい全体の印象をよくする効果が期待できます。観葉植物や鉢植えであれば、地植えもよいですが、プランターやハンギングバスケットなどを活用することで、スペースが限られていても気軽に取り入れられるでしょう。
フラワーエントランスは見た目の美しさだけでなく、防犯や目隠しといった機能性も備えられます。たとえば、お花の配置によって通行人の視線を和らげたり、照明と組み合わせることで夜間の安全性を高めたりもできるのです。
また来訪者に対してあたたかく歓迎する雰囲気を演出できるため、注文住宅やオフィスなど、こだわりの空間において人気の高いエントランスデザインのひとつとされています。
フラワーエントランスにふさわしい飾りの種類
フラワーエントランスには、できるだけ大きく人目を惹くお花を少量設置するのがポイントです。フラワーエントランスにふさわしい、積極的に取り入れたい飾りの種類について、紹介します。
スタンド花
スタンド花は、金属の器に華やかなお花をふんだんに使って飾り付けられたスタンドです。
高さとボリュームがあるため、フラワーエントランスの主役として強いインパクトを与えられるでしょう。玄関先や門の両脇に配置すれば、訪れた人の視線を自然と集め、歓迎の気持ちを華やかに表現できます。また季節の花を取り入れることで、エントランスの表情を変えながら四季を楽しむことも可能です。
スタンド型なので地面のスペースを取らずに設置でき、小さな玄関まわりでも華やかさを演出できます。さらに、フレーム部分を装飾すればオリジナリティも出せるため、注文住宅ならではのこだわりが反映しやすい点も魅力です。
そしてスタンド花は、基本的にはレンタルやリースで取り入れるため、配送・回収・お手入れなどはすべてお花屋さんが担当してくれます。導入の手間がほとんどかからない点も大きなメリットといえるでしょう。
フラワーアーチ
フラワーアーチは、玄関からお部屋までの動線を彩る飾りであり、まるで花に包まれながら招かれるような印象を演出できます。
とくにゲストを迎える場面やイベント時には写真映えもよく、エントランスに特別感を持たせるのに最適です。つる性の植物やバラ、クレマチス、アイビーなどを用いることで、自然な風合いと立体感が生まれます。またアーチの形状や素材は自由にカスタマイズできるため、家の外観デザインと調和させることも可能です。
生花であれば長期的に育てる楽しみもあり、日々少しずつ表情を変えていくアーチは、住まいの魅力を引き立ててくれる存在になります。
フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは、手軽に彩りと季節感を取り入れられる点でフラワーエントランスに非常に適しています。
玄関ポーチや門柱の上など、限られたスペースにも置けるコンパクトなタイプから、存在感のある大型タイプまで幅広く対応可能で、自由度が高いのが特徴です。
器や花の組み合わせでスタイルを変えられるため、洋風・和風どちらの建物にもマッチするでしょう。また定期的に花を入れ替えることで、来客を迎えるたびに違った雰囲気を演出でき、建物に表情が生まれます。
手入れが比較的簡単な点や、プリザーブドフラワーや造花を使えば長持ちさせられるため、実用性と美しさを兼ね備えた飾りであるともいえるでしょう。
フラワーエントランスで魅せるコツ
フラワーエントランスを魅せる空間にするためには、お花の魅力を引き出すように設置する必要があります。よりスタイリッシュで美しい、フラワーエントランスをつくるポイントについて解説します。
お花を多く飾りすぎない
フラワーエントランスを美しく保つためには、花を過剰に飾りすぎないことが大切です。
多くの花を詰め込むと色や形がぶつかり合い、かえって雑多でまとまりのない印象になるおそれがあります。とくにエントランスは人の出入りが多く、見た目の「整え」が求められる場所です。主役となる花を1~2種類に絞り、周囲にグリーンや小花を添える程度にすると、洗練された印象に仕上がるでしょう。
空間に余白を持たせることで、花の美しさが引き立ち、より品のあるフラワーエントランスを演出できます。
人目を惹く場所に設置する
フラワーエントランスの魅力を引き出すには、花を配置する「見せ場」をしっかりと意識することが重要です。
来客が自然と目を向ける玄関前、アプローチの曲がり角、門柱のそばなど、人の動線に沿って視線が集まる場所を選ぶと効果的です。シンボル的に花を配置することで、家全体の印象を明るく、歓迎ムードのある雰囲気に仕上げられるでしょう。
とくに高さや立体感を意識して配置すれば、遠くからでも目を惹くエントランスになります。見せる場所をしっかり定めることで、限られたスペースでも美しさを最大限に演出できます。
常にお花の手入れを心がける
どんなに美しく配置された花でも、手入れがされていなければ印象は一気に下がります。枯れた葉やお花が放置されている場合、来訪者から雑でマイナスな印象を持たれる場合があります。
枯れた花やしおれた葉は放置せず、こまめに取り除きましょう。また水やりや日当たりの管理、季節に応じた植え替えも忘れずに行いましょう。元気な花が咲いているエントランスは、家全体の雰囲気を明るくし、訪れる人にも好印象を与えます。日々のちょっとした手間が、長く美しい空間を保つポイントです。
お手入れする時間が取れない場合は、業者やプロのスタッフへ依頼するのも手です。フラワーエントランスは「育てる楽しみ」と「見せる喜び」が融合した、住まいの顔となる存在といえるでしょう。
まとめ
フラワーエントランスは、店舗や企業の第一印象を高める空間演出として非常に効果的です。彩り豊かな花や植物を活用することで、訪れる人に好印象や安心感を与え、ブランドイメージの向上にもつながります。
スタンド花やフラワーアーチ、アレンジメントなどを組み合わせることで、季節感や特別感を演出し、ほかにはない魅力的な入口が完成するでしょう。また設置場所や花の量、日々の手入れといったポイントを意識することで、美しく品のある印象を継続して維持できます。フラワーエントランスは「視覚的なおもてなし」として、企業や店舗の顔をより印象的に彩ります。
フラワーエントランスの設置を検討される場合は、実績が豊富なお花のプロフェッショナルに相談するのがおすすめです。大阪府のお花屋さん「biotop(ビオトープ)」では、フラワーギフトやアレンジメントの提案を多く行っており、実績が豊富なスタッフが在籍しています。以下よりお気軽に、ご相談ください。