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公開日:

2023.07.20

最終更新日:

2023.09.05

開店・開業祝いのお花につける立て札(名札)の書き方と注意点

大切なお取引先が、お店や事務所を開店・開業する際は、お花を贈ってお祝いする方もいらっしゃるでしょう。

その際、木や厚紙のお札にお祝いの言葉と贈り主の氏名・企業名、贈り先の氏名・企業名を記載して添えることがマナーとされています。

 

しかし、初めてお花を贈るときや久しぶりにお花のプレゼントを用意するときなど、どのような文言を記載すればよいのか迷います。

当記事では、贈るお花に添える札の選び方や記載する文字の内容、書き方や注意点について解説します。

相手に失礼がないよう気持ちよくお花を贈りたいとお考えの方は必見です。

お祝いのお花に立札を添えるのはなぜ? 

開店祝いや開業祝いにお花を贈る際は、マナーとして必ず立札を添えます。

 

立札は、贈られたお花が誰から誰へ贈られたものなのか?周りから見てわかるようにするために添えます。

そのため、立札の文字はハッキリと読みやすく、かつ分かりやすい文字で書かれなければなりません。

 

また贈り元の名前がはっきり書かれた立札は、お花を目立つところに飾ってもらうことで人目を惹くため、自社や自身の名前を大きくアピールすることにもつながります。

大きなお花や植物を贈れば「この企業は気前が良く、経営状態が良い会社なのだな」と道行く人から思ってもらえるでしょう。

 

実際に、立て札は贈り先よりも贈り元の名前を目立つようにして記載することがほとんどです。

 

贈り元がある程度知名度の高い企業ならば、周囲の人に贈り先のお店の存在感を宣伝できますし、そうでない場合もキチンとした企業とつながりのあるお店なのだとアピールできます。

 

立札は贈り元と贈り先の双方にとってメリットがあるため、きれいな立札にキチンとした文字をしたためてお贈りしましょう。

立札の種類 

立札には種類があります。

 

最もよく見かけるのは木の板に書かれた立札でしょう。

木の板が最もよく親しまれており上品な印象を受けることから、通常お祝いのお花を贈るときは木の板を選べば間違いありません。

 

ほかにも厚紙に木目調のデザインシールを貼り付けた札や、メッセージカードのような白い厚紙のタイプもあります。

また地域によっては扇形の札に文字を記載することが一般的とされている場合もあるため、遠方へ贈る際は注意が必要です。

 

全ての札のタイプにおいてマナー違反ということはないため、お花の色合いやデザインに合う札を選んでも良いでしょう。

 

追加料金がかかる場合もありますが、お花屋さんによっては「ヒノキ」の材木を使用した特別な札や、メッセージカードのようにカラフルな模様が入った札もあります。

少し変わったデザインで相手を驚かせたいという方は、ぜひ選んではいかがでしょうか?

立札の書き方 

あまりお花を贈る機会がない場合、立札の書き方に悩まれる方もいらっしゃるでしょう。

 

「立札の向きは縦なの?横なの?」

「贈り先と贈り元はどちらを先に書けばいいの?」

 

立札の書き方にはある程度決まったルールがあり、開店・開業祝いまたはリニューアルオープン祝いなど、お祝い事の内容により記載内容も異なります。

そしてお花の立札は自社と贈り先にとって非常に大切なアピールポイントですから、正しい書き方を身に付けて、贈り先に喜んでもらえるようなプレゼントにしましょう。

立札の向き

立札を書くときには縦書きと横書きの2種類があり、一般的な書き方は縦書きです。

しかし厳密なルールはないため、お花の色合いやデザインにあわせて決めても問題ありませんし、記載すべき内容も同じです。

「フラワースタンド」や「フラワーアレンジメント」など、できるだけお花を隠さないように、かつ違和感のない見た目になるよう選んでみてください。

 

ただし贈り先や贈り元を英語で記載する場合は横書きがおすすめです。

 

※お供え用のお花を贈る際は”縦書き”で記載します。

 

立札に記載する内容

立札に記載する内容について解説します。

まず一般的には、大きく分けて「お祝いの文言」「贈り元の氏名・企業名」「贈り主の氏名・企業名」を記載します。

 

お祝い文言には、以下のような種類があります。

 

【開業・開店祝い時】

・祝御開店

・祝御開業

・開店おめでとうございます

・祝オープン

・祝OPEN

・御開店御祝

 

【移転・リニューアルオープン祝い】

・祝 御移転

・御祝

・祝 移転

・祝 リニューアルオープン

・移転祝

・移転御祝

・移転おめでとう

・ご移転おめでとうございます

 

基本的にはどのお祝い文言を用いても問題ありませんので、贈り先の方との距離感や関係、贈るシチュエーションで選びましょう。

 

またお花の贈り主の氏名・企業名は、アピールにもつながるため必ずハッキリと書きます。

贈り先の氏名・企業名は、記載しなくてもマナー上は全く問題ございません。

しかし開店したことを周囲へアピールするためにも、できるだけ記載したほうが良いでしょう。

 

記載する際は、氏名・企業名のみでもよいですし、氏名・企業名の後に(江)と記載するとよりていねいです。

 

ちなみに「江」という文字には、商売繁盛の意味が込められています。

由来は諸説ありますが、水がたまりやすい入り江に使われている字でもあるため、お金が貯まりやすいという縁起の良い文字として使用されるようになったそうです。

お花を贈る際の注意点

プレゼントのお花の準備が整ったら、早速相手へ指定の日時に届くよう手配します。

また自ら、直接相手のもとへ出向いてプレゼントを渡すのも良いでしょう。

ただし、お花を贈るときにはいくつかおさえておきたい注意点があります。

 

◆お花をプレゼントする日時を双方で確認する

開業・開店前日または当日は、贈り先の方は準備や顧客対応などで大変忙しくしていらっしゃいます。

「スタンド花」や「胡蝶蘭」など、大型のプレゼントを贈る際は特に、相手へプレゼントを贈る日時を報告・確認しておきましょう。

相手があらかじめプレゼントが届くタイミングを分かっていれば、贈る相手もあわてなくて済みます。

 

◆「赤」一色でラッピングしない

赤色は、火事や赤字など縁起がよくない言葉が連想されることから、極力避けたほうが良い色とされています。

アクセントをつけるために、あえてお花の中に赤色を織り交ぜることは問題ありませんが、お花もラッピングも赤色一色で統一することは、相手にとってあまり良い印象を持たれない場合があります。

 

◆お花を配送する際は回収まで行ってくれるか?確認する

「スタンド花」を贈る際は、基本的には回収までお花屋さんが担当してくれるうえ、回収費用も商品価格に含まれていることがほとんどです。

しかしなかには回収費用が別途必要である場合もあるため、贈り先の手間も考慮し、できるだけ回収までお花屋さんに頼んでおきましょう。

注文したお花に対してどこまで対応してくれるのか?事前に確認しておきます。

まとめ

開業・開店祝いにお花を贈る際、添える木札への文字の書き方について解説しました。

お花を贈るときには、必ずお祝いの文言と贈り主の氏名・企業名、贈り先の氏名・企業名を記載した札を添えることがマナーです。

 

ご自身で記載しても良いですし、誤字・脱字や文字のバランスが不安な場合はお花屋さんのスタッフに記載してもらいましょう。

また札の種類は木でできたものが一般的ですが、厚紙や木目調のシールが貼られた札でも問題ありません。

贈るお花のデザインや色合い、バランスを考慮しつつ選ぶと良いでしょう。

 

また札の書き方は縦書きと横書きのどちらを選んでも問題ありません。

一般的なのは縦書きですが、記載する文字に英語を含んだりお花のデザインとマッチしないと感じたりした場合は横書きで記載します。

 

正しく札を書いて添えることで、相手に心からお祝いの気持ちを贈りましょう。

 

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