公開日:
2024.03.19
最終更新日:
2024.03.19
選挙事務所開きのお祝いにおすすめのお花に関するマナーや注意点

選挙への出馬は、非常に大きな労力と費用、覚悟が伴います。
知り合いや、日ごろからお世話になっている方が選挙へ出馬された場合は、ぜひともお花を贈って応援したいものです。
選挙期間中は複数の場面や期間があるため、それぞれふさわしいタイミングで失礼がないよう適切に贈ることが大切です。
今回は、選挙事務所を開設した際の「選挙事務所開き」にふさわしいお花と、贈る際のマナーについて解説します。
知っている方やお取引先の方が選挙事務所を設立し、お祝いを贈りたいとお考えの方は必見です。
選挙期間中のお祝いの種類
選挙期間中にお花を贈るタイミングは、事務所の開設祝いのみではありません。
ご本人が選挙への出馬が決まったときや、選挙期間中の応援として陣中見舞いを贈ることもあります。
それぞれの期間において、お花を贈る相手の状況をご紹介します。
選挙出馬祝い
ご本人が選挙へ立候補し出馬が決まった際に、当選を祈ってお花をお贈りします。
出馬が決まってすぐに贈ることで、相手へ応援したい気持ちを伝えられるでしょう。
また選挙期間中は、非常に長く厳しい戦いになります。
そのようなときに美しいお花を贈ることで、相手にとっても励みになり、ますます活躍していただけることでしょう。
選挙の事務所開設祝い
選挙期間中は、拠点となる事務所が必要です。
事務所となる場所が見つかり、大変な準備を終えたことに対してお花を贈り、今後の繁栄を祈ります。
また多くの方は、縁起担ぎとして「大安の日」を事務所の開設日として設定するため、お花を贈る際は、事務所の開設日または前後の「大安の日」にあわせて贈ると良いでしょう。
陣中見舞い
陣中見舞いは、事務所開設後、本格的に選挙活動を行い始めた際に贈ります。
お花を贈ることで、ご本人へ応援と激励の気持ちを伝えられるでしょう。
「陣中」とは陣地や戦場からきた言葉で、選挙期間中を戦いととらえ、激しい戦いの中にいることを表しています。
事務所へお花を贈ることをお伝えすれば、必ず喜んでくれるでしょう。
当選見舞い
ニュース番組でも頻繁に見かけることが多い当選シーンは、ご本人にとっての念願の場面です。
これまでの選挙期間中にお花を贈った場合でも、当選した際は、可能ならばもう一度お花を贈ってお祝いの気持ちを伝えても良いでしょう。
選挙で当選することはなかなか大変な事ですから、通常よりもやや奮発した豪華なお花を贈ると喜ばれるでしょう。
選挙事務所へ贈るお花は「胡蝶蘭」を!
選挙期間中に、事務所または相手の自宅へ贈るお花は「胡蝶蘭」がおすすめです。
胡蝶蘭といえば、企業やお店の開業祝いや開店祝い、役職の昇進祝いなど、多くのビジネスシーンで頻繁に贈られてきたお花です。
胡蝶蘭には以下のような特徴があるため、昔からお祝いの際に贈るお花として親しまれてきました。
・品がある見た目、かつ一輪一輪がかわいらしい
・長持ちするため長期間お花が楽しめる
・必要なお手入れやお世話の手間が少ない
・花粉が飛ばない
・強い香りを発しない
・「幸せが飛んでくる」という縁起がよい花言葉がある
上記のようなメリットから、胡蝶蘭は多くの人に愛されてきました。
また、1章でご紹介したすべての期間や場面において、胡蝶蘭を贈っても問題ございません。
昨今ではピンク色やオレンジ色などさまざまな色合いのお花が販売されていますが、迷ったときは白色を贈ると良いでしょう。
選挙事務所へ贈るお祝いなら縁起の良い「観葉植物」を!
選挙事務所へ贈るお祝いのお花といえば胡蝶蘭ですが、観葉植物を贈ることもおすすめします。
実は観葉植物にも「花言葉」があり、縁起がよい言葉の観葉植物を贈ることで、相手を応援したり気持ちを伝えたりする際に大変効果があります。
選挙の事務所開きで贈りたい観葉植物を10種類ご紹介します。
◆パキラ
パキラの花言葉は「幸福を運ぶ」と言われています。その特徴として、葉が緑色で大きく、ねじれた幹がとてもユニークな見た目をしていることが特徴です。また、パキラは室内で育てやすく、空気を浄化する効果もあるため、癒しや幸運を求める方に人気のある観葉植物です。水やりも少なめで育てやすいため、選挙で忙しい方にもおすすめでしょう。さらに、葉が円形であり円満を象徴することから、チーム内の調和や円満を願う方にもおすすめの植物です。パキラは幸運や豊かさを象徴し、見るだけで癒される美しい花言葉を持つ植物です。
◆マッサン(幸福の木)
マッサンは、家庭やオフィスの観葉植物として人気のある植物で、花言葉は「繁栄」や「幸福」です。その特徴として、葉が大きくて存在感があり、室内で育てるのに適しています。また、日当たりを好むため、明るい場所で育てるとよく育つでしょう。水やりも多めが好ましいですが、水はけの良い土を使うことが大切です。また、湿度が高い環境を好むため、スプレーなどで葉に水をかけると喜びます。その美しい姿と花言葉からもわかるように、マッサンはチーム内における調和を守るといわれています。
◆ユッカ
ユッカの花言葉は「高潔」「気高い」です。ユッカは砂漠地帯を中心に生育する多肉植物で、その特徴は長い葉を持ち、花茎から美しい花を咲かせることがあります。花言葉の通り、ユッカは優雅さや気品を象徴し、その姿はまさに高潔な印象を与えます。また、ユッカは乾燥に強く、手入れが比較的簡単なため、育てやすいという特徴もあります。そのため、庭や室内で観賞用として栽培されることが多く、インテリアとしても人気があります。ユッカの美しい花と気品ある姿は、日ごろから選挙活動で忙しい人へ、癒しと安らぎを与えてくれることでしょう。
◆ガジュマル
ガジュマルの花言葉は「不屈」「生命力」「不屈の精神」です。ガジュマルは熱帯地域に自生する常緑樹で、その特徴は太い幹と大きな葉が特徴です。その強靭な生命力から、不屈の精神を象徴する花言葉となっています。また、ガジュマルは古くから邪気を払う力があると信じられており、魔除けや厄除けの木としても重宝されてきました。その美しい姿と強靭な生命力から、景気づけやおまじないとしてガジュマルが用いられてきました。庭木や観葉植物としても人気があり、日本でも南国風の庭や公園でよく見かけることもあるでしょう。
◆モンステラ
モンステラは、熱帯雨林に生育する観葉植物で、その美しい葉っぱと特徴的な姿で人気があります。モンステラの花言葉は「幸福」や「豊かな愛情」などです。その特徴は、大きな葉に穴が開いていることや、葉の模様が美しいことが挙げられます。また、成長すると高さが2メートルにもなることもあり、インテリアとしても事務所内では存在感を持つことでしょう。モンステラは、明るい場所を好みますが、直射日光は避けるようにしましょう。また、水やりは適度に行い、過湿や乾燥には注意が必要です。そのため、初心者にも育てやすい観葉植物として人気があります。
◆サンセベリア
サンセベリアは、独特な姿と花言葉で知られる観葉植物です。その花言葉は「気品」「気高さ」「気品のある美しさ」などがあり、実際に見た目からも上品で気品のある印象を与えます。また、サンセベリアの特徴としては、丈夫で育てやすいことが挙げられます。乾燥にも強く、日当たりを好むため、室内での管理が比較的容易です。さらに、葉の模様や形も多様であり、観賞価値が高いことも特徴の一つです。家庭やオフィスなどさまざまな場所で愛される人気のある観葉植物です。
◆オリーブ
オリーブの花言葉は「平和」「清らかな心」「知恵」「勝利」など多岐にわたります。オリーブの特徴は、その葉や実が美しいこと、そして古代ギリシャやローマでは勝利や平和の象徴とされてきたことです。オリーブの木は非常に丈夫で、乾燥した土地でも育つため、しばしば不毛な土地に植えられます。また、オリーブオイルは健康に良いとされており、美容や料理にも使われています。そのため、オリーブは古くから人々に愛され、大切にされてきた植物です。その美しい花言葉と特徴からも、多くの人々に親しまれています。
◆ストレチア・オーガスタ
オーガスタは、葉が大きくて美しく、観葉植物としては育てやすい品種です。また、室内での管理も比較的簡単であり、初心者にもおすすめの植物です。結婚式などの華やかなイベントでもよく使用されることがあります。また、葉っぱが花束やアレンジメントにもよく使われ、女性への贈り物としても人気があります。オーガスタの花言葉や特徴からも分かるように、上品さや清楚さを表す花として、多くの人々に愛されています。
選挙の事務所開きにお花を贈る際のマナー
選挙期間中に相手へお花を贈る際は、縁起や運、色合いによって連想させるものなど、通常のビジネスシーンとは異なる点で気を配ることが大切です。
またご本人だけではなく事
務所にいらっしゃるスタッフも、日中は忙しくされているため贈るタイミングも考慮すべきでしょう。
スムーズに贈れるうえ、相手へ喜んでもらうためにおさえておきたいマナーをご紹介します。
贈るタイミング
選挙期間中に相手へお花を贈る場合は、スムーズに受け取れるよう配慮したうえで配送日を決めましょう。
また自身の手で持っていき、手渡しでも大変喜ばれるうえ、事務所の様子を伺いながら確実に渡せます。
始めにご紹介した各選挙期間中における、お花を贈る際にふさわしい時期について解説します。
◆選挙出馬祝い
必ず選挙期間中に贈るよう手配しましょう。
選挙期間中とは、選挙の公示日から投票前日までを指しますので、事前に確認しておきましょう。
相手が選挙への出馬を表明した日からが選挙期間では?と思われるかもしれませんが、あくまで公示日以降になるため注意しましょう。
◆選挙の事務所開設祝い
事務所の開設祝いなので、開設日当日に贈ることが望ましいです。
多くの場合は、縁起担ぎとして「大安の日」を選ぶため、併せて贈りましょう。
どうしても時間がない場合や間に合わない場合は、遅くとも次の日までには届くよう手配しましょう。
◆陣中見舞い
陣中見舞いも、選挙期間中に贈ることが望ましいでしょう。
支持者からの応援や対応のため、事務所にはスタッフの方がいらっしゃる可能性が高いため、日中から夕方ごろ届くよう手配しましょう。
◆当選見舞い
めでたく当選された際は、はじめに電話や電報でお祝いのメッセージを伝えたうえで、当日の場合は事務所へ贈りましょう。
遅くとも当選が分かってから1週間以内に贈るのが望ましいと言えます。
贈る「胡蝶蘭」のサイズと本数
多くの事務所では、自社以外からも胡蝶蘭が贈られ、複数並んでいることがあるでしょう。
そのため、スペースを考慮してあまり大きな胡蝶蘭は贈らないよう配慮が必要です。
偶数の本数は「別れ」「割り切れる」という非常に縁起が悪い意味合いを持つため、奇数の本数が望ましいでしょう。
かつあまり大きくないサイズを選ぶなら「3本立ち」「5本立ち」がおすすめです。
立札の書き方
選挙祝いにお花を贈る際、お花には立札を添えて贈ることがマナーです。
立札には、贈る側の気持ちや祝福の言葉が込められており、相手にとっても特別な思い出となることでしょう。
また、贈り元の氏名や企業枚を目立つように記載して飾ってもらうことで、受け取った人にとっても、多くの人に支えてもらっていることが実感でき、やる気が出るといわれています。
ここでは、選挙祝いに贈るお花の立札の書き方についてご紹介します。
1.贈り元の名前を入れる
立札に自分の名前、または企業名を記載します。贈り先よりも贈り元の名前を大きく目立つように記載することがポイントです。というのも、贈り元を目立つように記載することで、受け取った人にとっても味方が多いことで元気づけることができるうえ、自社や自身の名前のアピール、または贈り先の人にとって、権威性のある人の名前があるお花は大変心強いアピール要素になります。立札の就いたお花が多いほど事務所は華やかになるため、自身の名前や企業名は堂々と目立つように記載しましょう。
2.簡潔なメッセージを添える
選挙祝いに贈るお花の立札には、簡潔で明確なメッセージを添えることが大切です。例えば、「選挙への出馬おめでとう」「新しい一歩を応援しています」「頑張ってください」など、シンプルかつ明快な言葉を使うことで、相手に直接的な祝福や励ましの気持ちを伝えてもよいでしょう。
3.贈り手の名前を入れる
最後に、贈り手の名前を立札に入れることで、相手に対する直接的な祝福や応援の気持ちを伝えることができます。記載することは必ずしもマナーではありませんが、スペースに余裕があるならば記載してもよいでしょう。例えば、「△△より」「△△一同より」「心より応援しています △△より」といった形で、贈り手の名前を入れることで、相手に対する心からの祝福の気持ちを伝えることができます。
選挙祝いに贈るお花の立札は、相手への祝福や応援の気持ちを伝える重要なポイントです。
また贈り先の人にとって、この人にはこれだけの味方や人脈、ネットワークがあるのだということを周囲へアピールすることにもつながります。
立札には、簡潔かつ明確なメッセージや笑顔が伝わる言葉を使い、相手への直接的な祝福や応援の気持ちを込めて書くことが大切です。
贈り手の心からの言葉を添え、相手に特別な存在であることを感じさせる立札を贈ることで、相手にとっても特別な思い出となることでしょう。
お花の費用相場
選挙期間中に、あまり高価なものを贈ることは良しとされていません。
賄賂のようなイメージを与えてしまう可能性があるほか、相手を恐縮させてしまいます。
そのため、企業として贈る際のお花の予算は3万円~5万円ほどが望ましいでしょう。
選挙期間中に贈ってはいけない物
「公職選挙法」と「政治資金規正法」といい、公正を期すため選挙期間中は守らなければならない法律やルールがあります。
その一つが、相手へ贈っても良い贈答品と贈ってはいけない物などです。
下記においては、選挙期間中に贈ると違反としてペナルティが課されるため、注意が必要です。
・料理
・お弁当
・お酒などの飲み物
※当選以降なら問題ありません
実は、現金は「寄付」という名目にあたるため認められています。(年間総額150万円まで)
上記のものを贈ることで法律違反として相手に大きな迷惑をかけてしまうことになるため、ものを贈るときは慎重に行動しましょう。
まとめ
選挙の事務所開きおよびその他の期間において、贈る際にふさわしいお花、贈る際のマナーについて解説しました。
選挙期間中においても、陣中見舞いや当選祝いなど様々な場面があるため、適切なタイミングで贈ることが大切です。
そして、花もちがよく手間がかからないなどの理由から、「胡蝶蘭」のお花がおすすめです。
縁起がよい花言葉も含んでいるため、応援の気持ちを伝えられるでしょう。
ただしものを贈る際は、法律やルールに抵触しないようやや慎重に行動することを心がけましょう。
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