公開日:
2026.02.23
最終更新日:
2026.02.16
メモリアルフラワーとは?亡き人やペットを偲ぶ「新しい供養」と花の選び方
メモリアルフラワーは、亡き人やペットへの想いを花で表現する、新しい供養の形として関心が高まっています。
従来の葬儀用供花とは異なり、遺族の心に寄り添い、記憶を大切にしながら静かに偲ぶ目的で贈られます。形式を重視する供花とは異なるため、贈る際に迷うこともあるでしょう。
本記事では、メモリアルフラワーの意味や供花との違い、贈る際のメリットを整理し、遺族に安心して受け取ってもらえる選び方や配慮について解説します。
メモリアルフラワーとは?供花との違い
メモリアルフラワーとは、亡き人やペットを思いながら飾ったり贈ったりする花の総称です。従来の供花が葬儀や法要に用いられる花であるのに対し、メモリアルフラワーは自宅や個人供養の場で心を癒やす目的で用いられます。
供花は祭壇や斎場へ供えられる場の格式に合わせた白系統の花が基本ですが、メモリアルフラワーは故人やペットの好きな色や花を取り入れる自由度の高い選択が特徴です。
また供花は宗教儀礼に伴う意味を持つことが多く、形式やマナーに沿った手配が求められます。一方、メモリアルフラワーは宗派や形式に左右されず、個人の感情や思い出に寄り添う表現が重視されます。
メモリアルフラワーを贈るメリット
メモリアルフラワーは、故人やペットへの想いを表すだけでなく、悲しみに寄り添い心を支える役割を担います。従来の供花とは目的や向き合い方が異なるため、遺族への配慮や現代の供養観にも適した贈り物です。メモリアルフラワーを贈る際に得られる具体的なメリットを紹介します。
遺族の心に負担をかけない
メモリアルフラワーは、遺族が受け取った後の負担が少ないことが大きなメリットです。葬儀用供花のように大型のスタンドタイプが主流ではなく、自宅に飾りやすいサイズが選ばれるため、管理や保管に手間がかかりません。また、プリザーブドフラワーやドライフラワーを選べば水替えの必要もなく、日常生活の中で自然に供養できます。
悲しみの期間は心身の疲労が溜まりやすく、複雑な管理を求める贈り物は負担になります。メモリアルフラワーは取り扱いやすさに配慮されたデザインが多いため、遺族の状況に寄り添い、静かに思い出を支える存在となるでしょう。
宗教・形式に縛られない選択ができる
メモリアルフラワーは、宗教や宗派、式典の有無に関わらず贈ることが可能です。供花は葬儀や法要など宗教儀礼に合わせて贈られるため、宗派によって適切な色や花材が異なる場合もありますが、メモリアルフラワーは個人供養や無宗教のケースにも対応できます。
たとえば故人が生前に花を好んだ場合や、ペットを家族として供養したい場合など、形式にとらわれず故人や遺族の気持ちを最優先にできます。
また、昨今では無宗教の葬儀や返礼を行わない見送りも増えており、従来の供花が適さない状況もあります。メモリアルフラワーなら、色々な場面で偲ぶ気持ちを表現できます。
色彩効果により見る者の心を癒す
メモリアルフラワーは、色や花材が持つ心理的効果によって心を癒す役割があります。白や淡いブルーは穏やかさや静けさをもたらし、淡いピンクは優しさや思いやりの感情を引き出すとされています。
葬儀用供花が白や黄色を中心とするのに対し、メモリアルフラワーは優しい色のグラデーションなどいろいろなバリエーションがあります。
花材としてはかすみ草やトルコキキョウ、白いバラなどが選ばれることが多く、視覚的な癒しを与えてくれるでしょう。
メモリアルフラワーの選び方
メモリアルフラワーを選ぶ際は、贈る相手にとって負担がなく、心を癒す存在となるかを基準に選びましょう。メモリアルフラワーを選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
故人の好みを反映させる
メモリアルフラワーは、故人が愛した色や花を取り入れることで意味が深まります。故人が生前に好んで飾っていた花や、庭で育てていた植物があれば、それを反映させた花選びが自然な供養につながります。たとえば、バラやガーベラなど好きな花があれば色や本数を調整し、ペットの場合は性格や名前に関係する色を取り入れるなど、思い出に沿った選択が可能です。
飾る場所に合わせてサイズを選択する
メモリアルフラワーは飾る場所に合わせてサイズを選ぶ必要があります。仏壇や遺影の周囲に置く場合はコンパクトなアレンジメントフラワーやプリザーブドフラワーが適しています。リビングや寝室などの生活空間に溶け込ませる場合は小型のアレンジメントやグリーンを少量取り入れたデザインもおすすめです。
一方、法要やお別れ会など人が集まる場面では、少し高さのあるアレンジメントを選ぶことで存在感が出せます。ただし大きなスタンドタイプは管理の負担が大きくなるため、遺族の体力や場所の状況に配慮しましょう。
メモリアルフラワーを贈る際のマナー
メモリアルフラワーは形式に縛られない供養として選ばれますが、遺族の状況や気持ちに寄り添うための最低限のマナーがあります。色や宗教への配慮、贈るタイミング、サイズの確認など、トラブルを避けるための配慮も欠かせません。安心して贈れるよう意識したいポイントを整理します。
白・淡色を基本にした配色を心がける
メモリアルフラワーは、故人やペットを静かに偲ぶ場面で使用されるため、白や淡い色合いを基本とした配色が適しています。白は清潔感と品位を感じさせ、淡いピンクやブルーは心を穏やかにする効果があります。明るい色を選ぶ場合でも淡いトーンを取り入れることで、空間に優しく馴染みます。
対して鮮烈な赤や濃い原色は強い印象を与えるため、遺族の心情によっては負担になる場合があります。落ち着いた色調を意識することで、思い出に寄り添う贈り物になるでしょう。
宗教・宗派へ配慮する
遺族が信仰する宗教や宗派によって、花材や色に禁忌がある場合があります。たとえば、仏教では淡色や白が一般的ですが、キリスト教では白や淡い紫、黄色が選ばれることがあります。また、無宗教の場合は好みに合わせた自由度の高いデザインが許容されます。
宗派に対する誤解やトラブルを避けるために、事前に宗教的背景を確認するか、直接尋ねられない場合は無難な白系を選ぶのが安心です。
贈る日や配置できるサイズについて遺族へ確認する
メモリアルフラワーは、遺族の生活空間に飾られる場合が多いため、サイズや設置スペースを確認することが重要です。大型のアレンジメントは迫力がありますが、置き場所が確保できず負担となる場合があります。また、命日や法要の日に合わせて届ける場合は、時間指定や在宅確認も必要です。
遺族への負担を軽減するためにも、贈る前に一言確認する配慮が大切です。サイズに迷った場合は、コンパクトなサイズがおすすめです。
まとめ
メモリアルフラワーは、形式よりも思い出と寄り添いを重視した、新しい供養の形です。
故人やペットの好みを反映し、遺族が無理なく飾れるサイズと色合いを選べば、静かに心を支える贈り物になります。花の色や宗教への配慮、贈るタイミングを意識すれば、優しい供養につながります。
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