公開日:
2023.08.17
最終更新日:
2023.09.05
開業・開店祝いで贈るお花の相場とのし・メッセージの書き方

普段から頻繁にやり取りやお取引をされていらっしゃるお客様が、新しくお店をオープンしたり開業したりすることがあります。
そのようなお知らせを受け取ったときには、ぜひていねいな字をしたためた札と一緒に、きれいなお花をお贈りすることで喜んでもらえるでしょう。
お花を贈る際は、木や厚紙などでできたお札へ、お祝いの言葉を述べると同時に「贈り主の氏名・企業名」、「贈り先の氏名・企業名」を記載して添える必要があります。
すでに何度か経験されていらっしゃる方なら、慣れているためスムーズに贈り物を手配しお祝いの気持ちを伝えることができます。
しかし初めてこのような機会に遭遇した場合は、マナーや贈り物に最適なものを知っておくことで、相手に対して失礼がないように贈り物を選んで贈ることができるでしょう。
当記事では、お花を贈る際に添える札の書き方や「のし」の書き方、お花の特徴や費用相場について解説します。
大切なお取引先にお花を贈りたい方は、ぜひ参考にしてください。
なぜ開業祝い・開店祝いのお花に「立札」が必要なのか?
オープン時のお店に並んだお花には、必ず札が添えられているところを見たことはあるでしょうか?
開店祝いや開業祝いでは、立札を添えて贈ることがマナーとされています。
なぜなら、贈り元の名前を記載した札を添えることで、お花と共に人目を惹くため、開店時のお店の宣伝やアピールになるためです。
また、自社の名前が記載された札とお花を目立つところに飾ってもらうことで、自社の宣伝にもつながります。
実際に立札に記載される自社の名前は、最も大きくはっきり書かれることがほとんどです。
そして開店するお店は、企業とつながりのあるきちんとしたお店であることを周囲の人にも知ってもらうことにもつながります。
札をキチンと記載して添えることで、贈り元と贈り先双方にメリットがあるのです。
開業祝い・開店祝いの「のし」「札」の書き方
開業祝いや開店祝いの際に贈るお花に添える「のし」や「札」の書き方について解説します。
贈り物であるお花が主役とはいえ、添える札も、贈り元企業にとっては自社の顔の一つです。
マナーを守ってはっきり書くようにしましょう。
「札」の種類と向き
札を書くときには縦書きと横書きの2種類がありますが、お供え物や一般的には「縦書き」です。
しかし英字を記載するときは横書きのほうが読みやすいためおすすめです。
また木や厚紙など、札の素材も様々です。
選ぶ素材に厳密なルールはないため、お花のデザインや雰囲気を壊さないことを基準に選ぶと良いでしょう。
厚紙に木目調のデザインシールが貼られたデザインや、おしゃれなメッセージカードのようなデザインもあります。
またお花屋さんによっては「ヒノキ」の材木など、こだわりを込めることもできます。
変わったデザインの札なら、他社との差別化にもつながります。
「札」「のし」に書く内容
お花を贈るときに添える札には、主に以下3つのことを記載します。
・祝御開店(御開院)(御開業)
・贈り先の(企業名)氏名 様江
・贈り元の(企業名)氏名 与利
通常は縦書きですが、贈り先とある程度親しい間柄ならば横書きでも良いでしょう。
一方でお花を「のし」で包む場合は、以下の内容を記載します。
・祝御開店(御開院)(御開業)
・贈り元の(企業名)氏名 与利
札も、のしも記載する内容にほぼ違いはありませんが、のしの場合は「水引」の上下にそれぞれ記載する必要があります。
また誤字・脱字に注意し、全体的なバランスに気を付けた見た目にしましょう。
お祝いの文言の種類
開店・開業祝時の札やのしには「お祝い文言」を記載します。
例えば以下のような種類があります。
【開業・開店祝い時】
・祝御開店
・祝御開業
・開店おめでとうございます
・祝オープン
・祝OPEN
・御開店御祝
上記のうち、基本的にはどの文言でも問題はありませんが、贈り先との距離感や関係性を考慮した文言を選びましょう。
開業祝い・開店祝いに贈ると良い物とは?
開業祝い・開店祝いなら、やはりお花や植物がおすすめです。
とくにおすすめしたいお花・植物の種類と費用相場についてご紹介します。
胡蝶蘭
ビジネスシーンにおいて、お祝いの贈り物の定番といえば、胡蝶蘭です。
かわいらしくて気品あふれる見た目と、飾っておく際に手間がかからないことから、贈る時期や相手を選ばないお花です。
開店祝いだけでなく、役職の就任祝いやリニューアルオープン祝いにも最適です。
大切なお取引先ならば、費用相場は約3~4万円です。
一方で、背丈が小さな「ミディ胡蝶蘭」と呼ばれる種類も大変人気です。
背丈がたったの3~6cmほどで、とてもかわいらしく広い場所を必要としないことから、お取引先への贈り物としても喜ばれます。
費用相場は約8,000~1万円です。
スタンド花
金属のかごの中に、様々なお花を詰め込んで飾るスタンドです。
見た目にとてもインパクトがあるため、盛大にお祝いしたいときや、新しく開店するお店をアピールしたいときにおすすめです。
費用相場は約2~3万円で、2万円以上ならば、ボリュームたっぷりのスタンド花がプレゼントできます。
またお花ではなく、風船が詰め込まれた「バルーンスタンド」もあります。
自由な形状で作れるという風船の特性を活かし、相手が好きなキャラクターやイニシャル文字の風船をスタンドに詰めて飾れます。
バルーンのみならば、生花ではないため植物を苦手としているお店にも贈れます。
費用相場は、2~3万円ほどです。
観葉植物
開店祝いには華やかなお花もよいですが、観葉植物もおすすめです。
観葉植物にも花言葉があるため、相手や状況にちなんだ言葉を贈ると良いでしょう。
費用相場は1~3万円です。
◆パキラ
ねじれた幹がまっすぐに伸びた、ユニークな形をした観葉植物です。
育てる際の手間も少なくて済むうえ、「快活」「幸運を呼ぶ」という意味合いを持ちます。
そのためビジネスシーンにおける贈り物として最適です。
◆ユッカ
別名「青年の木」とも言われて、生命力あふれる葉っぱと見た目に、見る者に元気を分けてくれます。
邪気を払う力があるとされ、風水やインテリアにこだわる方に対しても人気の観葉植物です。
花言葉は「偉大」や「颯爽」。
店先や玄関に置いてもよいですし、店内に飾っても問題ありません。
まとめ
開業・開店祝いにお花を贈る際、添える札やのし、記載する内容やお贈りするためにおすすめしたいお花の種類について解説しました。
お花を贈るときには、必ず札に、お祝いの文言と贈り主の氏名・企業名、贈り先の氏名・企業名を記載して添えることがマナーとされています。
記載するときは誤字・脱字に注意し、全体のバランスを考慮して記載することが求められますが、心配ならお花屋さんにかわりに書いてもらいましょう。
書いてもらう際は、出来上がりを必ず確認しておくと安心です。
札の種類は木でできたものから、厚紙や木目調のシールが貼られた札などさまざまです。
贈るお花のデザインや色合い、バランスなどを踏まえて選びましょう。
大阪府を中心に展開しております「大阪のお花屋さん biotop」は、毎月胡蝶蘭が600件以上、スタンド花を2500本以上送り届けている、実績豊富なフラワーギフト専門店です。
開店祝いの贈り物でお悩みでしたら、お花のスペシャリストであるスタッフが、ご提案させていただきます。
ぜひお気軽に、お立ち寄りください。
【公式サイト】「biotop」はこちら。