公開日:
2023.06.15
最終更新日:
2023.06.12
開店祝いに観葉植物を贈る時のマナーとお花選びについて

開店祝いといえば、華やかに盛大にお祝いするためにお花を贈る方が多いです。
しかし「根を張る」という意味合いがあることから、長い間お店が地元に根付いて繁盛しますようにという願いを込めることができ、縁起が良い物として開店祝いのプレゼントに大変人気です。
しかし観葉植物は非常に種類が豊富なため、初めて贈る際は迷ってしまうでしょう。
当記事では、開店祝いにおすすめしたい観葉植物の選び方と種類、贈るときのマナーについて解説します。
開店祝いに贈る観葉植物の選び方
観葉植物は、お手入れが簡単かつオシャレで、飾ったその場に癒しを与えてくれるため開店祝いに最適です。
基本的に鉢に入った観葉植物ならどの種類でも問題ありませんが、相手に喜んでもらうためには選び方を押さえておくと、よりよいプレゼント選びができるでしょう。
観葉植物の大きさ
観葉植物には小さな鉢植えから大きな鉢植えまでさまざまな種類がありますが、もし贈り先に広いスペースがあるなら、大きめのサイズを贈りましょう。
大きければ人目を惹きやすく、より癒しを与えてくれるためです。
一方でそれほどスペースがない、または大きな観葉植物を贈ってしまうと迷惑になるかもしれないと感じたら、卓上やカウンターの上に飾れるほどの小さなサイズがおすすめです。
小さくても、華やかにラッピングされたプレゼントがたくさんあります。
観葉植物を置くスペースの有無について、贈り先に確認できなかった場合や迷った場合は、卓上におけるくらいの小さなものを選びましょう。
お祝いの予算
法人としてお祝いを贈る際は、一般的には2~5万円が理想とされています。
これほどの予算ならば、普段からお世話になっている取引先やお得意様へお祝いの気持ちが大きく伝えられるうえ、質がよく豊富な種類の中からプレゼントが選べます。
開店祝いにおすすめの観葉植物とそれぞれの意味
開店祝いにおすすめの観葉植物は種類が豊富で、お花に花言葉があるように観葉植物にも一つひとつに意味があります。
迷った際には、相手へ伝えたい意味を含めた観葉植物を贈っても良いでしょう。
◆パキラ
ねじれた幹が特徴的な、お祝いの品として代表的な観葉植物です。
水やりの頻度が少なく、日当たりのよい場所から日陰の場所までどこでも育てられるため、手間が少ない点も魅力です。
また「快活」「幸運を呼ぶ」という意味合いを持つことから、ビジネスにおけるプレゼントのやり取りでも重宝されています。
風水では金運の向上効果が期待できるため、開店祝いにふさわしいプレゼントと言えるでしょう。
店先などの外へ置いても良いですが、屋内に置いてお客様の気持ちを落ち着かせてくれる効果も期待できます。
◆ユッカ
別名「青年の木」とも言われており、青々とした緑に太くまっすぐ伸びる幹は、生命力にあふれています。
邪気を払ってくれる存在として、風水やインテリアで大変人気の観葉植物です。
また「偉大」や「颯爽」という意味合いがあるため、贈り先の人やお店のイメージに合いそうな場合に特におすすめです。
新芽が芽吹きやすいことから金運・仕事運・勉強運の向上を助けてくれる効果があります。
店先や玄関において、お客様をお出迎えするためのインテリアとしても大活躍です。
◆ベンガルゴム
「フィカスベンガレンシス」という名前でも親しまれているゴムの木で、穏やかなカーブが特徴の非常にユニークな見た目をしており、葉っぱの緑色と丸い形が優しい印象を与えてくれます。
おしゃれなインテリアショップやカフェでも頻繁に見かける、代表的な観葉植物のうちのひとつです。
ゴムの木の仲間であるため、お手入れが簡単なうえ丈夫で長持ちしやすい特徴があります。
ベンガルゴムが持つ言葉には「長寿」や「永遠の幸せ」などがあり、新規開店したお店の繁盛と共に、贈り先の経営者やスタッフの健康も願うことができます。
◆オリーブ
観葉植物に詳しくない方にとっても知名度が高く、オシャレな店内で見かけることが多い観葉植物です。
「平和」や「知恵」の意味を持つオリーブは、贈り先を選びません。
また店先に置いておくことで、悪い気を払ってくれる効果もあるとされています。
土が乾いたタイミングでお水をあげればすくすくと育ち、やがてきれいな花を咲かせ、さらにオリーブの実をつけることもあるでしょう。
咲いたお花は切り花として飾ることもできますし、実がなれば料理に活用することもできます。
開店祝いに観葉植物を贈るときのマナー
開店祝いを贈るときに最も大切なことは、相手に対する気持ちです。
とはいえ、贈るときのマナーを押さえていなければ相手へ迷惑をかけることにもつながるため、最低限の理解が必要でしょう。
失敗しないために、観葉植物を贈るときのマナーについて解説します。
観葉植物を贈っても良いか確認する
初めに、観葉植物を贈っても良いか相手へ確認します。
相手によっては置くスペースがない、植物を置きたくないなど何かしらの事情があります。
サプライズとして相手へ内緒で贈りたい場合もあると思いますが、観葉植物はお花と同様に生き物であるため、ほかのプレゼントとは異なりやや特殊です。
念のため、観葉植物を贈っても問題がないか?相手へ必ず確認するようにしましょう。
観葉植物を贈る最適なタイミング
観葉植物を相手へ届けるために最適なタイミングは、前日または開店当日の午前中です。
開店当日の午後以降は、お客様の数が増えて忙しい可能性が高いため避けたほうが良いでしょう。
また前日よりも前の日に贈ってしまうと、贈り先に誰も居なかったり工事中のために受け取れなかったりする場合があります。
どうしても当日までに贈ることができない場合は、開店から一週間以内に届くよう手配をすれば問題ありません。
観葉植物の贈り方
観葉植物を贈るときに最もよい方法は、自身で直接お店へ出向いて手渡すことです。
しかし大きな観葉植物を贈る際は難しいですし、遠方のため直接出向くことができない方もいらっしゃるでしょう。
そこで、注文先のお花屋さんから直接手渡しで届けてもらうよう手配する方法がおすすめです。
開封と箱の処理に手間がかかってしまうため、小さくて可愛らしい箱でラッピングされている場合を除き、段ボール箱による発送はできるだけ避けましょう。
贈り先近くのお花屋さんなら配送料が無料で届けてもらえる場合がほとんどのため、あらかじめインターネットで検索して活用しましょう。
観葉植物に添える立札の書き方
開店祝いに贈る観葉植物には「立札」を添えて贈ることがマナーです。
立札には、以下の項目を必ず記載します。
ー 「祝 御開店」
ー 贈り主の氏名
ー 贈り先の会社名または氏名
一般的には立札には送った人の企業名や名前のみを記載します。
ただし贈り先の名前も入れたいとお考えの場合は、できるだけ「祝 御開店」の直下などに記載します。
まとめ
開店祝いとしておすすめしたい観葉植物の選び方と種類、贈るときのマナーについて解説しました。
観葉植物はスタンド花やブーケなどの商品と比較すると華やかさに欠けるかもしれませんが、縁起が良く長持ちするうえお手入れが簡単なので、開店祝いのプレゼントとして大変人気です。
観葉植物の種類にも一つひとつに意味が込められているため、オシャレな見た目で選ぶのも良いですが、込められた意味で選ぶ方法もおすすめです。
また贈る際はマナーを押さえておくことも大切で、誤った方法でプレゼントすることで相手へ迷惑をかける場合があります。
できればサプライズで贈りたいところですが、相手にも事情があるため観葉植物が贈れる環境の有無や大きさについて聞いておくと、スムーズかつ失敗が少ないでしょう。
迷ったときや分からないことがあれば、注文先のお花屋さんへ気軽に相談してみてください。