公開日:
2024.07.23
最終更新日:
2024.07.23
店舗ディスプレイにお花を使って売上を向上させる店舗装飾アイデアをご紹介

店内には、各店舗や商品・サービスに合わせた装飾を施すことが一般的です。
また装飾といえば、お花や観葉植物を飾ることで見る者の気持ちを穏やかにしたり雰囲気を華やかに変えたりできます。
エントランスや店内ホール、受付やカウンターなどいろいろな場所でお花が飾られているところを見たことがあるでしょう。
今回は、いろいろなお店の装飾として飾ることにふさわしいお花の種類や、季節ごとに変化させたい装飾例について解説します。
店舗内の装飾に迷われている方や、季節ごとにどのように変化させたらよいか迷われている方はぜひ参考にしてください。
提供するサービス別に紹介したい店舗装飾ディスプレイ
飲食店や雑貨・洋服店など、提供しているサービスやお店により、ふさわしいお花の装飾の仕方は異なります。
各お店別に、お花を使ったおすすめの装飾例について見ていきましょう。
レストラン・カフェの装飾例
店内のテーブルや食器などの家具や装飾品と並べて飾ることが一般的です。
目につく場所に装飾があることで、お客様に与える印象を良くできるでしょう。
お花の香りや色合いなどでお客様にたいして心理的にも効果をもたらしてくれます。
飲食店やカフェに飾る場合は、和食や洋食、中華料理など、店舗で提供しているテーマに沿ってお花を選ぶことが重要です。
ただし主に食べ物や食品を取り扱う場所ですから、下記のようなお花は避けるべきでしょう。
・花粉が飛びやすい
・香りがきつい
・虫を呼びやすい
造花でも問題ないですが、上記に当てはまらない、安心して飾れるお花もたくさん販売されているため、できれば生花を飾ってお客様に安心感と安らぎを与えましょう。
雑貨・ブティックの装飾例
お店の商品がメインなので、商品を引き立てるお花を選ぶことが重要です。
まずは店舗のテーマ性や季節に合わせたデザインを考え、季節に応じたお花を選ぶことで、季節感を演出できます。
また選ぶお花は、常に新鮮で健康なお花を使用しましょう。
しおれた花はお店や商品の印象を損ねます。
水やりや剪定を定期的に行い、鮮度を保つ必要がありますが、お手入れの手間がほぼかからないお花もあるため、お花屋さんに相談してみましょう。
エントランス・カウンター・商品ディスプレイなど、お花の配置がお店の雰囲気に影響を与えるため、お花の配置にも注意が必要です。
例えばボウルや花瓶は店舗内のデザインや色が店舗のテーマ性に合ったものであることが重要ですし、お花は店舗内のインテリアと調和するように配置する必要があります。
色やスタイルが店舗の雰囲気と調和することで、一体感を生み出せるでしょう。
病院・クリニックの装飾例
病院に飾るお花は、患者さんや訪問者に心地よい雰囲気を提供し、精神的な回復を助ける役割を持つお花がふさわしいといえるでしょう。
明るい色合いのお花は希望と活力をもたらし、患者の士気を高めるのに役立ちます。
黄色、桃色、明るいピンク、ライトブルーなどの色のお花を使用しましょう。
またお花が持つ香りは、病院内の空気をより心地よいものにします。
ただしアレルギーを引き起こす可能性があるため、香りが強すぎないように注意してください。
お花の配置については、患者さんや訪問者が転倒しないよう注意し、通路や患者のベッド周りに配置する場合は邪魔にならないように置くことが重要です。
さらにお花のお手入れは欠かせません。
イキイキと生命力にあふれた見た目を維持するためにも水替え、しおれた花や葉を取り除き、清潔な状態を維持しましょう。
パーティー会場の装飾例
パーティー会場にお花で装飾するときは、開催するパーティーの雰囲気やテーマを考慮しましょう。
まずお花の種類を選ぶときは、パーティーのテーマやカラーコーディネートに合わせて選ぶことが大切です。
たとえば黄色やオレンジ色などの明るいカラーはアットホームな雰囲気を演出し、白や水色などの落ち着いた色合いのお花は、上品で洗練された雰囲気を演出します。
次に、お花の配置方法について考えます。
会場全体に均等に配置するだけでなく、ゲストが集まるエリアや写真撮影が行われるエリアなどに重点的に配置することで、より効果的な演出が可能です。
または、テーブルや椅子、入り口など人目に付きやすい場所にお花を配置すれば、会場全体に統一感を持たせられるでしょう。
さらにパーティー会場のような広い場所で装飾するなら、お花のプロフェッショナルやフローリスト、イベントプランナーのアドバイスを受けることをおすすめします。
ビジネスオフィスの装飾例
ビジネスオフィスは、企業の顔でありイメージを大きく左右させる場所でもあります。
そのためお花で装飾することは、企業の雰囲気やイメージを高める重要な要素です。
また適切にお花で装飾すれば、オフィス全体の雰囲気が明るくなるうえ、従業員や訪問者へ心地よい印象を与えられるでしょう。
ビジネスオフィスにおけるお花の装飾では、お花の種類と配置が非常に重要です。
オフィスの雰囲気やイメージに合ったお花を選び、適切な場所に配置しましょう。
また、お花の手入れや管理も欠かせません。
鮮度がない萎れたお花を飾ってしまうと、かえってイメージの悪化につながります。
ビジネスオフィスにふさわしいお花の種類としては、シンプルで清潔感のある印象を与える花が適しています。
たとえば、ユリやガーベラのように白や淡い色合いの花や、観葉植物などのシンプルな形状の植物が相応しいでしょう。
また香りが強すぎない花や、アレルギーを引き起こしにくい花を選ぶことも大切です。
お花の配置については、受付やロビーエリアでは、お客様を迎える場所として重要な役割を果たしているため、清潔感や親しみやすさを演出するお花を配置します。
一方で会議室や個々のデスク周りでは、集中力を高めたりリラックスさせたりする効果があるお花を選ぶとよいでしょう。
ラウンジや待合室の装飾例
ラウンジや待合室は、お客様や訪問者がくつろぐための場所です。
そのため、一般的にはシンプルで上品な印象を与える花が適しています。
たとえば、白や淡いピンクのバラ、白いリリー、またはグリーンの葉っぱが美しい植物などが挙げられ、落ち着いた雰囲気を演出し、多くの人々に好まれるでしょう。
次にお花の配置は、お客様や訪問者がくつろげるような場所を考慮します。
たとえば入り口付近や受付カウンターの近く、またはソファやテーブルの上など、人々が目にする場所が効果的です。
またお花の高さや大きさも考慮し、空間全体に調和したバランスの取れた配置を心がけましょう。
そしてお花は、時間が経つと萎れたり枯れたりするため、定期的な手入れや交換が必要です。
定期的な水やりや剪定、そして新しいお花の追加などを行えば、常に新鮮な印象を与えられます。
季節ごとにおすすめしたい店舗装飾ディスプレイのお花
お花には季節によって旬だったり咲く時期だったりします。
たとえば「ひまわり」は夏のお花として知られており「桜」は春のお花です。
そのため、季節によって店内を飾るお花もまた変化を加えることが望ましいとされています。
季節ごとにおすすめしたいお花の装飾について紹介します。
春の装飾におすすめのお花
春は暖かく、穏やかな色合いのお花が望ましいでしょう。
春に咲くお花を用いて店舗内を彩ることで、訪れるお客様へ安心感を与えることができるうえ、気持ちも安らぎます。
・桜
春といえばやはり桜です。
淡いピンク色の花びらは日本人にとって定番であり大人気のお花でしょう。
桜の木を眺めることが多いですが、小さな枝のまま販売されていることもあり、小さな花瓶などに一輪挿しとして使用できます。
・チューリップ
赤や黄色、ピンクなど色とりどりの花びらがかわいらしい春のお花です。
鉢植えに植えられたものや花束になっているものを飾ることがおすすめです。
・スイートピー
淡い色合いがとても美しく、複数の色を混ぜて飾れば、グラデーションが見事なお花になります。
一つひとつが小さなお花なので、他のお花に添えたりほんの少しのスペースに飾ったりすることが望ましいでしょう。
夏の装飾におすすめのお花
夏は、黄色やオレンジなど元気いっぱいの色合いで装飾することがおすすめです。
植物にとってもイキイキ過ごしやすい時期でもあるため、様々なお花が販売されています。
そして夏の装飾に使われる一般的なお花には、以下のようなものがあります。
・ひまわり
太陽のような明るい黄色い花を持つ植物で、夏に庭や農場の景観を彩ります。
大輪であればあるほど人目を惹きますが、高さが1メートルを超えない小さな品種もあり、飾りやすいでしょう。
・ゼニア
夏に咲く美しい花で、さまざまな色と形があり、庭園や花壇に人気があります。
・カスミソウ
カスミソウは繊細で美しい花で、主に夏に庭やコンテナに植えられます。
・ラベンダー
香りが大人気の夏のお花です。
夏に花を咲かせ、その香りが庭や室内に爽やかな香りをもたらします。
・ガーベラ
鮮やかな花色を持つ花で、夏の装飾に向いています。
しっかりした色合いなので、雰囲気を変えたいときにピッタリです。
・デイジー
夏に咲くかわいらしい花で、花壇やコンテナガーデニングに使われます。
ほかのお花に少し添えたり盛り上げたりする際に役立つでしょう。
秋の装飾におすすめのお花
秋の店舗装飾にふさわしいお花や植物は、秋の季節の色や雰囲気に合ったものを選ぶとよいでしょう。
下記のお花や植物を組み合わせて、店舗の入り口、カウンター、テーブル、またはウィンドウディスプレイなどで秋らしい雰囲気を演出できます。
・キンセンカ
秋に花を咲かせる伝統的な秋の花で、多彩な色と花形があります。秋の象徴として人気があります。
・ユーカリ
ユーカリといえば葉っぱが有名ですが、葉は秋の装飾に自然な緑色とシルバーの葉を提供し、アレンジメントやリースに適しています。
・バラ
実は一部の品種のバラは秋にも花を咲かせます。
秋らしい色合いのバラを使用して、上品な装飾を演出できます。
・ダリア
ダリアは秋に美しい花を咲かせ、その多様な色と花形が店舗装飾に適しています。
・アスター
アスターは秋の花で、小さな花が集まった房状の花が特徴です。鮮やかな色のアスターは秋のアクセントとして使えます。
・マリーゴールド
マリーゴールドは秋にも咲く花です。
鮮やかなオレンジや黄色の花が秋の色と調和します。
冬の装飾におすすめのお花
冬の店舗装飾にふさわしいお花や植物は、寒さや冬の季節にぴったり合ったアクセントを提供できるものを選ぶと良いでしょう。
また冬といえばクリスマスや年末年始の季節に合わせて、シンボルやカラーテーマを考慮することが一般的です。
寒さに耐える植物やシーズンに合った色合いが重要です。
・ポインセチア
ポインセチアはクリスマスシーズンに人気のある植物で、鮮やかな赤や白の葉を持ち、冬の装飾に最適です。
・クリスマスローズ
クリスマスローズは冬に咲く花で、白やピンクの花があります。クリスマスの雰囲気を醸し出すのに適しています。
・ヒイラギ
ヒイラギの葉や赤い実は、クリスマスの伝統的なシンボルであり、リースやアレンジメントに使われます。
・ミストルトウ
あまりなじみのない植物ですが、ミストルトウの宿り木は天井から吊るすなどの装飾に使用できます。
・ユークリップタス
ユークリプタスの葉は冬の装飾に自然な緑色とシルバーのアクセントを提供します。
・バラ
一部の品種のバラは冬にも咲くことがあり、赤いバラは冬のロマンチックな雰囲気を演出します。
・シルバーブランチ
銀色のブランチや枝を使って、冬の雪景色を模倣する装飾ができます。
月間イベント別におすすめしたい店舗装飾ディスプレイのお花
お花による店舗装飾は、季節はもちろん季節ごとのイベントによっても変化を加えることで、より人目を惹きやすくなるでしょう。
またイベントにちなんだ装飾を施すことで、イベント関連の商品やグッズが売れやすくなります。
お客さまだけではなく働いている従業員の方にとっても、良い気分転換につながるため、お花による店舗装飾は高い頻度で更新するとよいでしょう。
「お正月」の装飾におすすめのお花
お正月には「松竹梅」が伝統的な装飾としてよく知られています。
松は長寿や幸福を象徴し、竹は健康や繁栄を意味し、梅は純潔や芸術を表します。
松竹梅のお花や装飾を店舗に配置すれば、新年の良い運気を呼び込めるでしょう。
また、赤や金の色合いの花や装飾品もお正月にふさわしいものとされています。
赤は幸運や祝福を象徴し、金は豊かさや繁栄を意味します。
赤や金色を取り入れたお花や飾りを使用すれば、店舗全体に華やかな雰囲気が演出できます。
特に梅や桜などの春を感じさせる花もお正月にふさわしい装飾として人気があります。
新年の訪れとともに春の訪れを感じさせることで、お客様に新たな希望や活力を与えるでしょう。
「お花見」の装飾におすすめのお花
お花見シーズンになると、多くの店舗や施設ではお花見の雰囲気を演出するために店舗装飾を行います。
お花見にふさわしいお花で店舗装飾をするなら、季節感を表現し、お客様に春の訪れを感じさせることが重要です。
まず桜をはじめとする春の花を使用しましょう。
桜は日本の春を象徴する花であり、その美しい花びらは多くの人々に喜びを与えます。
店舗装飾においても、桜を中心に据えることでお客様に春の訪れを感じさせます。
また桜以外にも、菜の花やチューリップなども春の訪れを感じさせるお花として利用できます。
そしてお花見の雰囲気を演出するには、お花以外の要素も重要です。
たとえば、和風の提灯や和紙の飾り付けなどを取り入れることで、よりお花見らしい雰囲気を演出できます。
さらに店内には季節感あふれる音楽を流すことで、お客様により一層春の訪れを感じさせられるでしょう。
「海開き」の装飾におすすめのお花
海開きをイメージした装飾を施すなら、明るく華やかな雰囲気を演出しましょう。
海開きにふさわしいお花として代表的なものとしては、青色や白色の花が挙げられます。
青色の花は海や空をイメージさせる色であり、白色の花は清潔感や爽やかさを表現できます。
また季節感を演出するためには、季節に合ったお花を使用することも重要です。
たとえば、夏にはヒマワリやアジサイなどが代表的な夏の花として人気があります。
さらに、店舗やイベント会場の雰囲気に合わせてお花を選ぶことも大切です。
たとえばビーチリゾートのような明るい雰囲気の場所では、カラフルで明るい色合いのお花がよく似合います。
一方で、落ち着いた雰囲気の場所では、落ち着いた色合いのお花を使用することで、統一感のある装飾ができます。
「ハロウィン」の装飾におすすめのお花
ハロウィンにちなんだお花で装飾を施すなら、代表的なカラーであるオレンジや黒を活用した装飾がポイントです。
オレンジのカボチャやカラフルな花、黒い葉や枝などを使用すれば、ハロウィンらしい雰囲気が演出できます。
またハロウィンのイメージカラーであるオレンジや黒を基調とした花や装飾品を使用すれば、季節感が演出できます。
次に、ハロウィンらしいモチーフを取り入れることも重要です。
たとえば、カボチャやコウモリ、魔女の帽子などのモチーフを使用した装飾品やアレンジメントをお花と一緒に店舗内に配置すれば、ハロウィンの雰囲気を存分に楽しめます。
さらに、店舗内外の照明を工夫しましょう。
特に夜間には、暖色系のライトを使用することで、幻想的な雰囲気が演出できます。
また照明を装飾品へピンポイントで当てれば、お花や装飾品の色合いを引き立たせられます。
「クリスマス」の装飾におすすめのお花
クリスマスといえば、赤や緑、白などのクリスマスカラーを取り入れた花やグリーンを使用しましょう。
赤いポインセチアやヒイラギ、ユーカリなどの緑の葉っぱ、白いバラやクリスマスローズなどを組み合わせることで、クリスマスらしい雰囲気が演出できます。
また、ツリーやリースなどのクリスマス装飾品と組み合わせることで、一層華やかさを引き立てられるでしょう。
ただし店舗の雰囲気やコンセプトに合わせたデザインを考えることがコツです。
たとえば、洋風の店舗ではシックな雰囲気を演出するためにスノーベリーやマグノリアを使用したり、和風の店舗では和紙や竹を使った装飾を取り入れたりすることで、より一層店舗の雰囲気に合ったクリスマス装飾が実現できます。
お花だけでなく、アロマキャンドルやクリスマスの香りがするルームスプレーなども取り入れることで、視覚だけでなく香りでもお客様に季節感を感じさせられるでしょう。
まとめ
お店ごとに装飾したいお花や、季節ごとにおすすめしたいお花について紹介しました。
お花は見る人の気持ちを穏やかにしてくれるうえ場の雰囲気をガラッと変えてくれます。
そのため店舗装飾には欠かせない存在といえるでしょう。
また季節ごとにお花を一新させることも大切です。
誰かにもらったお花や、お花屋さんの店先で思わずひとめぼれしたお花を選ぶとよいでしょう。
もし自分が施した店舗内装飾に自信がない場合は、お花のプロであるお花屋さんにアイデアをたずねてもよいでしょう。
大阪府のお花屋さん「biotop」では、贈り物のお花から店舗装飾に使用できるお花まで幅広く取りそろえております。
ぜひお気軽にお立ち寄りください。