公開日:
2024.02.27
最終更新日:
2024.02.13
新社屋落成のお祝いで贈るべき花と贈り方マナーをご紹介

「このたび、新社屋が落成いたしました」
自社のお取引先や関わりがある企業からこのようなお知らせを受け取ったときは、ぜひお祝いのお花をお贈りしましょう。
新社屋の落成とは、工事が無時に終了して新しく自社ビルまたは施設が完成したという大変おめでたいことです。
そのため、相手が喜んでくれるよう慎重に、かつマナーを守ってお花を贈ることが大切です。
当記事では、新社屋落成の際に贈るお花の選び方やおすすめの種類、相手に対して失礼に当たらないくらいの費用相場、お花に添えるお札の書き方について解説します。
大切なお取引先へ、初めて新社屋落成祝いをお贈りする方はぜひ参考にしてください。
新社屋落成のお祝いに贈るお花の選び方
落成祝いに贈るお花は、花もちがよく飾っておくのに手間がかからないものがおススメです。
贈り先は、新しく完成した施設や自社ビルの手続きや、あいさつ回りなどのために大変お忙しくされています。
そのため、枯らさないために複雑なお手入れが必要だったり、こまめなお世話が必要だったりする植物は避けるのがベターです。
たとえば、縁起物として様々なビジネスシーンにおける贈り物として愛されてきた「胡蝶蘭」。
また開店祝いなどで見かけることが多い「スタンド花」も、最後はほぼお花屋さんが回収してくれるため、贈り先に手間をかけることはありません。
このように、企業にとって大きな門出を祝うにふさわしいお花を選びましょう。
贈り先の企業イメージに合わせて明るく華やかな印象を与えるために、カラフルで鮮やかな花を選ぶのがおすすめです。
一方で、落ち着いた雰囲気を演出したい場合には、白色や水色などのシックで落ち着いた色合いのお花も最適です。
また企業ではなくお取引先の個人へ贈る際は、相手の好みや趣味に合ったお花を選ぶことも大切です。
相手が特定の花や色を好んでいる場合には、その好みに合わせてお花を選ぶことで喜んでもらえるでしょう。
その際に、相手のビジネススタイルやイメージに合ったお花を選ぶことも考慮する必要があります。
さらに、贈るお花のサイズやスタイルも検討しましょう。
贈り先の企業が大きな建物であれば、大きなアレンジメントや立派な花束がプレゼントできます。
一方で、小さな会社やオフィスであれば、コンパクトでスタイリッシュなアレンジメントが喜ばれます。
注意点としては、お花を贈る際、ラッピングに「赤色」のみ使用することは避けるべきです。
赤色には赤字や火事などの縁起が悪い言葉が連想されるため、お祝いの場ではあまり使用しません。
赤色以外の、優しい印象を与えるラッピングで包んであげる方が喜ばれます。
建物が完成した際のお祝いの種類
前述したとおり、新社屋落成とは、新しく建築していた建物が無事に完成し、使用できるようになった状態のことをいいます。
ビジネスの世界では、日ごろからお世話になっているお取引先にて、新しい事務所やビルが完成した際にお祝いを贈ることがありますが、建物が新設された場合は主に4種類あり、どのパターンで贈るのかを知っておく必要があるでしょう。
― 竣工祝い:建物が無事に完成した際に、お祝いの気持ちを込めて贈る贈り物です。
― 落成祝い:建物が完成し、さらに「竣工式」が済んだ後に、贈るお祝いを指します。
― 上棟祝い:建物の安全を願うために行われる「棟上げ」の儀式の際に贈られる贈り物です。
― 新築祝い:建物が完成して使用できる際に贈られることが一般的ですが、完成する前にも贈られることがあります。
どの種類においてもお祝いを贈るならば、お花が最もメジャーであり相手に喜んでもらえるためおすすめです。
新社屋落成祝いにおススメのお花の種類
お祝いにふさわしいお花の種類を具体的にご紹介するため、相手に喜んでもらえそうなお花を選びましょう。
またお花はインターネットで購入してもよいですが、直接手渡しする場合も配送でプレゼントする場合も、できるだけ贈り先の近くのお花屋さんで購入することをおススメします。
お花を持っていく距離が短くて済みますし、配送時も渋滞で遅れてしまうといったトラブルの回避につながります。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は、白く気品あふれるその見た目から、開店祝いやリニューアルオープン祝い、役職の就任祝いなど多くの場面で贈り物として大変人気があるお花です。
胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」というとても縁起がよい花言葉があります。
また手間もかからず花もちが良いため、贈り先の相手や場所の条件に関わらず、どこでも贈ることができます。
胡蝶蘭といえば白色が定番ですが、ピンクに青色、オレンジ色までさまざまな色の胡蝶蘭が販売されています。
他とは少し違った胡蝶蘭を贈って驚かせたい!贈り先のイメージカラーにあった色を贈りたい!と思った場合は、ぜひ他の色の胡蝶蘭も検討してみてください。
そして胡蝶蘭の中でも3本立てから5本立てまであり、本数が多いほどボリュームがあり華やかです。
贈り先の施設や建物が、物静かで落ち着いた印象を受ける場合は、ボリュームが大きい本数よりも少なめの本数を選んでも良いでしょう。
可能ならば実際にお花を見て、大きさや色合いを確かめて選ぶことをおススメします。
◆ミディ胡蝶蘭
新社屋祝いには、できれば大きなサイズの華やかなお花を贈りたいところですが、卓上サイズの小柄なお花も、飾る場所を選ばないためおすすめです。
ミディ胡蝶蘭とは、背丈が数センチほどのミニサイズの胡蝶蘭です。
ミディ胡蝶蘭は、昨今ではビジネスシーンにおける特別な贈り物としても人気があり、多くの家庭やオフィス、イベントなどで見かけることができます。
ミディ胡蝶蘭の特徴の一つは、その小さいながらも存在感のある見た目にあります。
花びらは広がり優雅な姿を見せており、色もさまざまで、白やピンク、紫などの美しい色合いを楽しむことができます。
また通常の胡蝶蘭と同様に花期が長く、長い間美しい花を楽しむことができるのも魅力の一つです。
手入れが比較的簡単であり、初心者でも育てやすいという特徴もあります。
適切な環境と水やり、肥料の管理をすることで、長く楽しめるでしょう。
スタンド花
スタンド花は、新規オープン記念やコンサート開演祝いなどに贈られることが多く、道端やコンサートホールで見かけます。
金属でできたスタンドにカゴが付いており、色とりどりのお花がたっぷり入っています。
一般的にはカゴは1段と2段があり、2段のスタンドはカゴが2つ付いているため、よりたくさんのお花で彩られてボリュームがアップします。
使用するお花の種類や量は自身で選定することもできますが、お花屋さんにお任せしたほうが、プロの目線からバランスよく華やかに仕上げてくれるため安心です。
またスタンド花はとても大きな贈り物なので、贈り先に飾るスペースがあるか、必ず確認しておきましょう。
お花屋さんが配送で届けてくれるうえ、イベントやセレモニーが完了したら、再びお花屋さんが回収してくれます。
さらにスタンド花にはバルーンも一緒に飾り付けることができます。
形や色が自在なバルーンも一緒に飾れば、より華やかに目立つ見た目に演出できるでしょう。
観葉植物
お祝いといえば華やかなお花を贈りたいとお考えの方も多いでしょう。
しかし、目に優しい緑が見る者の心を穏やかな気分にさせてくれる「観葉植物」もおススメです。
完成したばかりの施設やビル内に緑を添えれば、きっと心地よい空間に変えてくれるでしょう。
そのため、可能ならできるだけ大きな観葉植物をプレゼントしても喜ばれるはずです。
観葉植物の中でも特におすすめなのは、以下の種類です。
◆パキラ
まっすぐねじれた幹が非常にユニークな観葉植物です。
「快活」「勝利」という花言葉を持っており、かつ金運・仕事運を上げてくれる効果もあるため、今後の業績の発展を願いつつ送ってはいかがでしょうか?
◆ベンジャミン
成長が早く、淡く優しい色合いの緑をしていることから、オシャレな喫茶店やインテリアショップで見かけることが多いでしょう。
「信頼」「友情」などの花言葉があり、今後も良い関係を続けていきたいという気持ちを込めて贈ってはいかがでしょうか?
◆ドラセナ
別名「幸福の木」とも呼ばれる大変縁起がよい観葉植物です。
育てやすさと見た目の優しさから、贈り物としてもインテリアとしても高い人気を誇っています。
幸福が訪れますようにという願いを込めて、贈ってはいかがでしょうか?
観葉植物にも花言葉があり、相手へ伝えたい言葉と共に贈ると、気持ちがこもっており大変喜ばれます。
◆マッサン
葉が大きく、太い幹が生命力を感じさせてくれます。
マッサンの葉は緑色が基本ですが、中には赤や黄色の斑が入ったものもあります。
観葉植物として人気があり、インテリアにも合わせやすいです。
育て方も比較的簡単で、日光を避けたり、水やりをこまめにすることで健康な状態を保つことができます。
◆モンステラ
モンステラは、熱帯雨林に自生する常緑性のつる性植物で、観葉植物として人気があります。
大きな葉には特徴的な切れ込みがあり、その姿が独特で美しいため、インテリアとしても人気があります。
育てやすいことでも知られており、日陰でも十分育つため、室内での管理がしやすいです。
また、水やりも少なめでよく肥料をやることで元気に育つため、初心者にもおすすめの観葉植物です。
◆サボテン
サボテンは、砂漠地帯など乾燥した環境に適応した多肉植物であり、観葉植物の定番です。
水を蓄える能力が高く、乾燥に強いため、忙しい人や初心者にもおすすめの観葉植物です。
また、サボテンにはさまざまな種類があり、形や大きさ、花の色なども異なります。
そのため様々な種類のサボテンを並べたり、インテリアやオフィスのデスクなどに一つだけ置いて、癒しやアクセントとして楽しむことができます。
◆エバーフレッシュ
エバーフレッシュは乾燥に強く、日陰でも育つため、室内での管理が比較的容易です。
また、エバーフレッシュは空気中の有害な物質を吸収し、空気を浄化する効果もあります。
エバーフレッシュの特徴的な見た目は、葉の形や色合いが美しいことから、インテリアとしても人気があります。
◆サンセベリア
サンセベリアは、南アフリカ原産の観葉植物で、その美しい姿と育てやすさから人気があります。
「トラの尾」とも呼ばれており、葉が太くて硬く、縞模様が美しいことが挙げられます。
また、乾燥に強く、日当たりを好むため、室内での管理がしやすいという利点もあります。
サンセベリアの育て方は比較的簡単で、日当たりの良い場所に置き、水はけの良い土を使って水やりを控えめにすることがポイントです。
ただし乾燥に強いため、水をやりすぎると根腐れしてしまうことがあるため注意が必要です。
また、サンセベリアは空気を浄化する効果があり、室内の空気をきれいに保つ効果も期待できます。
◆ユッカ(青年の木)
ユッカは、南北アメリカを原産地とする観葉植物で、砂漠地帯など乾燥した環境に適応しています。
そのため、日本の室内でも育てやすい植物として人気があります。
ユッカの特徴は、太い幹に集まった葉の束であり、その姿はまるで砂漠のオアシスを思わせる美しさがあります。
ユッカの育て方は比較的簡単であり、日当たりがよく水はけの良い場所を好みます。
また、乾燥には強いですが、冬場は湿度が低下することがあるため注意が必要です。
水やりや肥料の与え方に注意を払いながら育てることで、美しいユッカを維持しつつ楽しめます。
◆オリーブ
オリーブは、オリーブオイルなどでも知られている地中海地域を中心に栽培されている常緑樹で、観葉植物としても人気があります。
その特徴は、灰色の葉と銀色の実で、独特の風合いを持っています。
オリーブの木は乾燥に強く、日当たりを好むため、育てやすい観葉植物として知られています。
オリーブの葉には、オリーブの実から抽出されるオリーブオイルと同じく美容や健康に良い成分が含まれており、その香りも癒やし効果が期待できます。
また、オリーブの木は古代ギリシャやローマでは勝利や平和の象徴とされており、幸運を呼ぶ植物としても知られています。
食べ物だけでなく観葉植物としてのオリーブは、おしゃれなインテリアとしても人気があり、鉢植えで飾るだけでなく、オリーブの枝を使ったアレンジメントやデコレーションとしても活用されています。
贈るお花の費用相場
落成の式典やセレモニーに招待されている場合、贈り先の相手に対して失礼に当たらないほどの費用相場は、およそ3万~10万円ほどです。
自社の売り上げに対する貢献度が大きい重要なお取引先の場合は、より高い金額のプレゼントを贈るとよいでしょう。
また落成の式典やセレモニーに招待されていない場合は、3万円以下の費用相場で検討しましょう。
お花を贈るタイミング
お花を贈るタイミングは、式典やセレモニーが行われる場合は式典当日に施設や建物内に飾ってもらえるよう手配する必要があります。
開始までに贈れば、贈り先の人からの印象もよくなります。
一方で式典やセレモニーがない場合は、落成から一カ月以内に贈りましょう。
当日は贈り先も忙しくしているため、できるだけ避けたほうが無難です。
また、受け取ることが可能か?念のため贈り先へ確認しておくと確実です。
新社屋祝いのお花に添える札の書き方
お祝いのお花には、必ず贈り元や贈り先の名前が記載された札を添えて贈ることがマナーです。
贈り先へ、どこから贈られたお花なのかを伝えることができるだけでなく、施設やビルを訪れた人へ、自社の存在をアピールすることにもつながります。
そのため、贈り元の名前は大きく堂々と記載する必要があり、贈り先の名前の有無はどちらでも問題ありません。
また贈り元の名前と同時に「頭書き」を記載します。
「頭書き」とはお祝いの言葉であり、新社屋落成祝いの場合は以下のような文章が望ましいでしょう。
・祝 新社屋落成
・新社屋落成御祝
書き方や文字のバランスに不安がある場合は、購入したお花屋さんに書いてもらう方が安心です。
ただし誤字・脱字がないようあらかじめ複数回確認してから書いてもらいましょう。
まとめ
新社屋落成のお祝いにふさわしいお花の選び方や種類、費用相場に札やメッセージカードの書き方について解説しました。
新しい施設や建物を完成させるためには、非常に多くの工程や決め事、人員が必要です。
そのため、無事に工事が終わり完成することはとてもめでたいことなので、お祝いの気持ちを伝えましょう。
お祝いのお花は、華やかで手間がいらず花もちが良いお花を選びます
プレゼントの定番「胡蝶蘭」から、ボリュームたっぷりの「スタンド花」、さりげなく癒しを与えてくれる「観葉植物」などがおススメです。
プレゼントの費用は贈り先とのつながりの強さにもよりますが、およそ3~10万円ほどで見積もっておきましょう。
重要なお取引先の場合は、10万円以上のプレゼントを検討しても良いかもしれません。
またお花に添える札やメッセージカードは、自社の名前が目立つようしっかり記載し、贈り先の名前に誤字・脱字がないよう注意が必要です。
お花屋さんに書いてもらうときは、何度も確認します。
大阪のお花屋さん「biotop」では、新社屋落成祝いのお花のご相談・配送を随時受け付けております。
下記公式ウェブサイトなら、贈りたいと思えるお花が必ず見つかるはずです!