公開日:
2026.07.15
最終更新日:
2026.07.15
竣工祝いの花はどう選ぶ?贈ってはいけない花・注意点とは
建物の完成を祝う竣工式に花を贈りたいとき、
「竣工式って屋外なの?花は大丈夫?」
「スタンド花と胡蝶蘭どちらが向いている?」
「赤い花は本当にNGなのか」
と迷う方は少なくありません。竣工式は一般的な開業祝いとは異なる建設現場ならではの環境と形式を持つため、花の選び方にも独自の視点が必要です。
今回は、竣工祝いの花を選ぶ基準・贈ってはいけない花の理由・現場特有の注意点までくわしく解説します。
「竣工」と「落成」の違い
竣工と落成はどちらも建物の完成を意味する言葉ですが、文脈やニュアンスが異なります。花を贈る前に双方の違いをおさえておくと、立て札の表書き選びや贈り物の選定がスムーズになります。
竣工と落成を使い分ける基準
「竣工(しゅんこう)」は工事が完了したことを指し、主に建物を建てる側(建設会社・施工業者)の視点から使われる表現です。一方「落成(らくせい)」は建物が完成し、使用可能な状態になったことを指し、施主(建物のオーナー・依頼主)の視点から使われることが多い言葉です。
そのため立て札の表書きは、関係者・施工業者・取引先として贈る場合は「祝 御竣工」が適切です。
施主・個人として贈る場合は「祝 御落成」または「落成御祝」がおすすめです。どちらが正解か迷った場合は「竣工・落成御祝」と両方を組み合わせた表書きを使用するとよいでしょう。
竣工式はいつ・どこで行われるのか
竣工式は建物の完成後、引き渡し前または引き渡し直後に行われることが一般的です。規模によっては建物のエントランス・ロビー・屋外のテント内など、設営されたセレモニー会場で式典が開かれることもあります。
お花を贈る場合は、竣工式が開催されるかどうか、式典の場所が屋内か屋外か、を事前に確認するとよいでしょう。屋外での式典に大きなスタンド花を贈っても、風や雨で倒れたり傷んだりする可能性があります。式典の形式に合わせた花の種類とサイズを選びましょう。
竣工祝いにふさわしくない花と避けるべき色
竣工という建物の誕生を祝う場には、縁起・語感・見た目の変化などの観点からNGとされる花と色があります。知らずに選ぶと相手への敬意を損なう可能性になるため、事前に把握しておきましょう。
赤一色の花は「火事・赤字」を連想させる
ビジネスシーンのお祝い花において最も注意すべき色が赤です。赤一色のスタンド花や花束は「火事・赤字・血」を連想させるとして、特に建物に関わるお祝いではおすすめしません。少し添える程度であればいいですが、竣工という新しい建物の門出に、火事を連想させる色を持ち込むことは縁起が悪いとされます。
ただし、白地に赤いリップの胡蝶蘭(紅白)はアクセントとして使う分には縁起のよい配色として問題なく使えます。また、フラワーアレンジメントにほかの色の花と合わせてごく少量の赤い花材を差し込む程度であれば、美しい贈り物となるでしょう。
菊は弔事を強く連想させる
菊はお供え・仏事のイメージが定着しており、慶事への贈り物としては基本的に避けるべき花です。特に白菊・黄菊はそのイメージが強く、竣工という祝いの場には明らかに不釣り合いです。なお、スプレーマムのような洋菊テイストのものはアレンジメントに使われることがありますが、竣工祝いには使わない方が安心です。
シクラメン・アジサイ・椿は語感・性質からNG
シクラメンは「シ(死)・ク(苦)」という語感から、慶事全般においてNGとされる花のひとつです。竣工という建物の出発点となる特別な節目には、特に配慮が必要です。
アジサイは花色が時間とともに変化する性質を持ち、「変わりやすい・定まらない」というイメージから竣工のお祝いには不向きとされます。また毒性を持つため、竣工後に子どもや患者が利用する施設(学校・医療施設・福祉施設など)への贈り物では特に避けましょう。
椿は花びらが散らずに花首ごとポトリと落ちる性質があり、「首が落ちる」「物事がポキリと終わる」という連想からお祝い事全般でおすすめしないお花です。
竣工祝いにふさわしい花の選び方
贈ってはいけない花を把握したうえで、竣工という場の性質に合った花の選び方を整理します。竣工式の規模・屋内か屋外か・贈る立場(施主・施工業者・取引先)によって選びたいお花の種類が異なります。
胡蝶蘭
竣工祝いの花として圧倒的に選ばれているのが胡蝶蘭です。「幸福が飛んでくる」という縁起のよい花言葉と「根付く」という意味合いを持ちます。香りがほとんどなく花粉も出ないため、竣工後の室内空間に飾り続けても問題がなく、最長2ヶ月近く花が咲き続ける点もおすすめです。
色は清潔感と格式を兼ね備えた白の大輪が最も定番で、竣工した建物のイメージや施主のコーポレートカラーに合わせたカラー胡蝶蘭を選ぶと「相手を理解した贈り物」として印象に残ります。ただし赤一色は前述のとおり避け、紅白・ピンク・黄色・グリーン系を選びましょう。
スタンド花
竣工式のエントランスや建物外観に花を飾りたい場合はスタンド花が視覚的なインパクトを与えてくれます。
ただし屋外に設置する場合は風・雨・日差しへの耐久性を考慮する必要があります。スタンド花は切り花のアレンジメントのため、直射日光や強風にさらされると数時間で劣化が進むことも。
屋外でのスタンド花を手配する際は、式典の時間帯と天候リスクを考慮したうえで、式典直前に設置・式典終了後にすぐ撤去できるようお花屋さんと調整しておきましょう。
フラワーアレンジメント
竣工後に室内のロビー・受付・会議室に飾ってもらいたい場合は、フラワーアレンジメントがおすすめです。花瓶不要で届いたまま飾れるうえ管理の手間が最小限のため、竣工直後の多忙な時期でも受け取る側の負担になりません。
花材は香りが少なくかつ花粉の出にくいトルコキキョウ・ガーベラ・スプレーバラ・アンスリウムを中心に選び、施主の企業カラーや建物のインテリアに合わせた色合いでオーダーするとより喜ばれます。
立て札の書き方と予算の目安
竣工祝いを贈る際は、立て札を添えるのが一般的です。また贈り物の予算は、相手との関係にもよるため、あわせて整理しておきましょう。
表書きは「祝 御竣工」「竣工御祝」「祝 御落成」のいずれかを使います。法人として贈る場合は木札を使用し、会社名・役職・担当者名をフルで縦書きに記載するのが正式なマナーです。記載例は「祝 御竣工 株式会社〇〇 代表取締役 〇〇 〇〇」のように、会社名を氏名の上に置く形式が一般的です。
また贈り物の予算は、法人の取引先・施工業者として贈る場合は2万円〜5万円程度の胡蝶蘭(3本立て〜5本立て)が一般的な相場です。特に重要なパートナー企業や長期的な取引先には5万円以上のボリュームある胡蝶蘭を選ぶことで、竣工という特別な節目への敬意が伝わります。
まとめ
竣工祝いの花選びで最も重要なのは、贈ってはいけない花と色を正確に把握したうえで、竣工式の形式(屋内・屋外)・受け取り可否・設置場所を事前に確認することです。この2点をおさえるだけで、受け取る側からの印象が良くなるでしょう。
大阪で竣工祝いのお花をお探しの方は、胡蝶蘭・スタンド花・フラワーアレンジメントを豊富に取り揃えるbiotop(ビオトープ)へぜひご相談ください。「竣工式への贈り物です」とひと言お伝えいただくだけで、式典の形式や設置環境に合わせた花材・サイズ・立て札の文言をプロの視点からていねいにご提案いたします。

